
(写真:Getty Images)
-
第1部:総論
空間再生が文化、生活を一変、メーカー本腰で5年後にも実現へ -
第2部:要素技術
「空間再生」実現のカギは超高精細技術や安価な光源 -
第3部:平面ディスプレーの今後
主戦場のフレキシブルで液晶が有機ELに挑戦状
遠くの場所の空間を丸ごと再生する、次世代の“空間ディスプレー”。これまでのディスプレーとは異なり、さまざまな位置から、動きながらでも、滑らかで自然な立体像が浮かんで見える。このような空間ディスプレーの実現のカギを握る基盤技術を整理し、今後の技術進化を見通す。日経エレクトロニクス
空間ディスプレーの普及に向けた開発が始まる一方で、当面は平面ディスプレーが中心的な存在であり続ける。この平面ディスプレーで現在最も開発競争が激化しているのが、中小型パネルのフレキシブル化である。先行する有機ELを液晶が猛追する。両者のデッドヒートがしばらく続く見込みだ。日経エレクトロニクス
平面から空間へ。ディスプレーが、100年に一度の変革を遂げようとしている。「映像の世紀」と呼ばれる20世紀。テレビやパソコンに映し出される映像は、人類の文化や生活を一変させた。映像は全く新しい娯楽やコミュニケーションを生み出し、時には政治にも影響を与えた。これと同等の革新が早ければ5年後にも&ldq…日経エレクトロニクス