
(イラスト:Getty Images、写真:SiTime社)
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第1部:市場動向
10年の試練経て存在感、MEMS品が倍々で出荷増 -
第2部:製品動向
IoTで水晶代替品に注目、変わる発振器のすみ分け
マイコンや無線通信回路のクロック源、タイマー回路の基準時間として使われている水晶発振器。その代替を目指すMEMS発振器が勢いづいている。ここ数年、新規参入したMEMS発振器メーカーが相次いで事業から撤退したが、一部はしぶとく事業を続け、安価で小型という特徴を強みに発振器市場での存在感を増すまでになっ…日経エレクトロニクス
MEMS発振器の存在感が高まったことで、発振器の部品選択や活用の幅が広がってきた。水晶発振器にはないMEMS発振器の特徴とそれを生かした使い方が、機器設計者に徐々に意識され始めたためだ。IoT(Internet of Things)機器や医療機器、車載機器で変化が始まっている。日経エレクトロニクス