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第1部:動向編
現代版“魔法のランプ”、開発競争が一気に加熱 -
第2部:音声認識技術編
音声認識が劇的に向上、複数マイクと深層学習が牽引 - リアルタイム音声翻訳、旅行分野では2019年にも本格実用化
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第3部:対話技術編
より自然な会話の実現目指す、究極の「環境認識」も始まる - Amazon EchoとTap、開けて分かった設計思想の違い
Amazon先行、追うFB、MS、Google他
認識率が高まり、スマートフォンなどでタッチパネル代替のユーザーインターフェースとして使われている音声認識技術が、いよいよ新しいフェーズに入った。声で各種サービスを呼び出し、そのサービスが“人”であるかのように会話しながら手続きを進める製品が急激に売れ始めたのだ。それに追随する…日経エレクトロニクス
会話ロボットに用いられる音声認識・対話機能は、数年前の水準とは別物といえるほど大きく向上した。飛躍的な向上を実現したのが、4~8個という多数のマイクを利用したビームフォーミングと雑音抑制技術の向上、そしてディープラーニング(深層学習)に基づく人工知能の進展である。雑音が大きい悪条件下でも、人間を超え…日経エレクトロニクス
会話ロボットなどとの会話に人間が飽きたり、不快に思わせないようにするには、会話を人間同士の会話に限りなく近づける努力が必要になる。既に、会話をより自然にするための技術開発競争は激しさを増している。環境認識と呼ばれる、人工知能の最先端の技術も登場してきた。日経エレクトロニクス
音声認識技術のキラーアプリの1つは間違いなくリアルタイム音声翻訳だろう。非英語圏の多くの人は、英語やその他の外国語学習に膨大な時間と費用を投じている。その努力が要らなくなる技術が利用可能になれば、我々の人生や世界を大きく変えることは確実だ。世界を旅行する観光客が大幅に増えたり、言葉の壁による誤解や争…日経エレクトロニクス
米Amazon.com社の音声認識・対話機能を備えたスピーカー装置「Amazon Echo」の弟分「Amazon Tap」を分解し、既にある企業が分解していたEchoの設計と比較した(図B-1)。判明したのは、EchoとTapは、想定する利用シーンなどの点から全く別の製品として企画され、ほぼ独立に設…日経エレクトロニクス