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会話ロボットなどとの会話に人間が飽きたり、不快に思わせないようにするには、会話を人間同士の会話に限りなく近づける努力が必要になる。既に、会話をより自然にするための技術開発競争は激しさを増している。環境認識と呼ばれる、人工知能の最先端の技術も登場してきた。

 いざ、現代の“魔法のランプ”、つまり会話ロボットを手に入れ、呼び出した“魔人”と話そうとした。ところが、こちらが何かを聞いても返事はいつも数秒以上遅れる。しかも笑いながら話してもイライラしながら話しても同じ反応しかしない。声はいつも同じロボット声のまま─。

 もし会話ロボットとの会話が、こうした不自然さにあふれていたら当初は物珍しさから使っていても、次第に使う頻度が減り、最後には埃をかぶったまま、になりかねない。利用者が会話して楽しい、少なくとも不快でないと思わなければ、ロボットとの会話は長続きしないのである。

 会話ロボットの開発メーカーはそのことをよく理解しており、ロボットとの会話をいかに人間に近づけ、自然に感じるようにするかに心血を注いでいる(図1)。

図1 機械が人間のように話す技術の実現が競争軸に
図1 機械が人間のように話す技術の実現が競争軸に
人間と機械の音声対話をより自然に実現する技術開発の例を示した。ユカイ工学と共同で開発を進めているATRを含む3件が、大阪大学 石黒研究室と関連している。(写真または図:イナゴとフェアリーデバイセズは各社)
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