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 次に、エレクトロニクス技術の活用が見込まれる産業分野の中で日本の電機メーカーが成長できそうな領域を聞いたところ「ヘルスケアや医療」が約70%と最も高く、「自動車や輸送機器、交通インフラ」(約67%)や「FA、産業機器、ロボット」(約57%)などが続いた(図9)。実際、日本メーカーの多くがこうした産業分野の事業に注力しており、技術面でもリードしている(表1)。例えば三菱電機は、人工知能の技術を活用してエラー発生時のリカバリーやアーム間の干渉回避の機能を持たせた産業用ロボットを製品化している(図10)。同社 開発本部 役員技監の田中健一氏は「今後はディープラーニングなどの人工知能技術をさらに発展させて、より高度な動作習熟機能や自律分散型のスケジューリング機能を持つロボットを目指す」と説明する。

図9 エレクトロニクス活用の期待分野は「自動車」「医療」「ロボット」
図9 エレクトロニクス活用の期待分野は「自動車」「医療」「ロボット」
エレクトロニクス技術の活用が進むとみられる産業分野のうち日本の電機メーカーが成長できそうなものを聞いたところ(複数回答)、7割近くが「ヘルスケアや医療」、6割以上が「自動車や輸送機器、交通インフラ」、5割以上が「FA、産業機器、ロボット」を選択した。(図:本誌のアンケートを基に作成)
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図10 産業用ロボットも知能化が進む
図10 産業用ロボットも知能化が進む
三菱電機が開発したセル生産システムのロボット。エラー発生時のリカバリーやアーム間の干渉回避などに人工知能を活用している。(写真:三菱電機)
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表1 電機各社が手掛ける主な事業分野
(表:各社の中期経営計画などを基に本誌が作成)
表1 電機各社が手掛ける主な事業分野
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