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モバイル業界で、技術トレンドを引っ張ってきたQualcomm社。同社会長のPaul Jacobs氏は、シリコンバレーに何を期待するのか。同氏に、今注目の技術を聞いた。

Paul E. Jacobs
Paul E. Jacobs
1962年生まれ。米University of California, Berkeley校で電気工学を学び、1989年に博士号を取得。1990年に携帯電話のDSP用ソフトウエアの開発エンジニアとしてQualcomm社に入社。2005年7月からQualcomm社のCEOを務める。2014年から現職。

──今、シリコンバレーで最も気になる技術とはどんなものでしょうか?

 シリコンバレーでは今、多くの企業がアプリケーションの分野に興味を持っている。それはもちろん大事なことだけれど、僕らはそうしたアプリケーションを実行できる土台の部分にもっとフォーカスしたい。

 今、この地で最も注目されているトピックの1つが、1「Cognitive Technology(コグニティブテクノロジー)」だ。スマートフォン(スマホ)など端末のコンピューターが自ら学習し、周囲の状況を認知して解を出すような技術である。機械の知能(マシンインテリジェンス)が顕著に発達したことで、グンと応用範囲が広がった。スマホで音声認識や画像認識をする場面では、当たり前に使われている。我々はこの技術をサイバーセキュリティー分野に応用することを目指している。