PR

 ダイセルポリマーによる樹脂と金属の接合・接着技術「DLAMP」は、金属表面にレーザーを照射して微細な凹凸を付け、そこへ樹脂をオーバーモールドして食い込ませ、アンカー効果で固定する技術である(図1)。しかし、開発企業のダイセルポリマーには、その技術を自ら使って接合品を製造する考えがない。「ダイセルポリマーは熱可塑性樹脂をそろえた材料メーカー。材料を使ってもらうために接合・接着技術を開発した」(ダイセルポリマー新事業企画部担当課長の柴田悟氏)。

図1 樹脂と金属の接合技術「DLAMP」のサンプル
図1 樹脂と金属の接合技術「DLAMP」のサンプル
金属表面をレーザーで処理して、樹脂をオーバーモールドする。樹脂歯車の精度向上、金属部材の一部樹脂への置き換えによる断熱、防錆、静音化などの用途を見込む。
[画像のクリックで拡大表示]

 軽量化などのために金属製製品や部品の一部を樹脂で代替すると、金属部分と樹脂部分の界面ができる。「その界面はこの技術で接合・接着できるから、樹脂をもっと使ってほしい」(同氏)という位置付けである。従って、同社にとって、DLAMPをさまざまな企業に採用してもらうことは、すなわち樹脂材料を多く使ってもらうことにつながる。