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 「あの出会いが、ものづくりベンチャーを積極的に支援するきっかけになった」。こう振り返るのは樹脂加工メーカー、墨田加工(本社東京)社長の鈴木洋一氏だ(図1)。同社は1946年創業の中小製造業で、航空機や医療機器向け部品など大企業との取引が大半を占めている。

図1 墨田加工社長の鈴木洋一氏
図1 墨田加工社長の鈴木洋一氏
墨田加工は樹脂加工メーカーで、射出成形、ブロー成形、真空成形、プレス成形などを得意とする。
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 2013年春、鈴木氏は会社を突然訪ねてきたリバネス(本社東京)の関係者に初めて会った。同社はさまざまな技術ベンチャーを支援しており、最高経営責任者(CEO)の丸幸弘氏らが、墨田区の依頼を受けて約3500社の町工場の実態を調査していた。

 「優れた技術を持つ多数の町工場をネットワーク化してベンチャーと結び付け、日本でも米シリコンバレーのようなイノベーションの連鎖を起こしたい」。壮大な目標を力を込めて語る丸氏らリバネスの幹部と話す中で「、強い“熱”を感じて、一緒に仕事をしてみたいと思うようになった」と鈴木氏は語る。