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 「より軽く」──。これは、部品・製品を開発する多くの技術者にとっての永遠の課題といえる。家電製品やカメラ、パソコンなどはもちろん、クルマや列車、航空機などの輸送用製品ではエネルギー効率や環境保護の観点から軽量化に対する要求は年々強まっている。そこで2016年以降に活用の幅が広がる材料として、注目されるのがマグネシウム(Mg)合金と炭素繊維強化樹脂(CFRP)だ。

Mg合金

 実用金属中最も軽く、比強度が高いMg合金。振動吸収性にも優れ、リサイクルも可能だ。ダイキャストなどで複雑な形状の部品が造れる上、これまで難しいとされていた展伸材でも実用的な素材が登場している。CFRPと比べると密度は同程度。比強度ではCFRPにおよばないものの、コスト面ではCFRPより安価なことから、既にノートパソコン(PC)やカメラの筐体、自動車用部品など身の回りのさまざまな製品で使われている。

 燃えやすくて扱いにくい、コストが高いというのが難点だが、難燃性・不燃性材料の開発が進み大型構造物への適用が期待される。ユーザーによる活用拡大の動きも出始めた。