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高張力鋼板を50%以上使用

 ボディーの軽量化のためにソリオと同様、骨格に高張力鋼板を多用した(図2)。フロントサイドメンバーやセンタートンネル、車両後部のフロアー骨格などには440~590MPa級を、衝突時に室内空間の変形を抑える役目を持つフロントピラーやセンターピラー、フロアーの骨格には強度の高い980MPa級を用いた。高張力鋼板の使用率はボディー質量比で50.1%である。

図2 軽量化のために高張力鋼板を使用
図2 軽量化のために高張力鋼板を使用
980MPa級をフロントピラーやセンターピラー、乗員部のアンダーフロア、ルーフクロスメンバーなどに使用した。
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 安全機能の面では、ステレオカメラで先行車や歩行者を検知して、衝突を回避する自動ブレーキシステム「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載した(図3)。同システムの搭載は、軽自動車「スペーシア」、ソリオ、軽自動車「ハスラー」に次いで4車種目だ。

図3 ステレオカメラ搭載は4車種目
図3 ステレオカメラ搭載は4車種目
先行車だけでなく歩行者も検知して衝突を回避する。
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 衝突回避できる相対速度の目安はこれまで通り、先行車に対して50km/hまで、歩行者に対しては30km/hまで。ステレオカメラは日立オートモティブシステムズ製である。

 価格は、カーテンエアバッグ、前席サイドエアバッグを含めて9万7200円に設定した。ただ、現行ソリオはデュアルカメラブレーキサポートだけで5万9400円で提供している。エアバッグを除いたスズキの自動ブレーキの実質価格は約6万円といえる。

 荷物を多く格納できるよう、後席を前後に165mm動かせるようにした(図4)。荷室は133Lだが、後席を前に移動すると258Lに増えて、9.5インチのゴルフバッグを一つ搭載できるようになる。後席の背もたれを倒すと、最大で415Lになる。

図4 荷室容量は133Lを確保
図4 荷室容量は133Lを確保
小型な車両でありながら133Lの荷室を確保した。後席背もたれを倒すと415Lに拡大する。
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