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 ドイツAudi社は2016年2月、日本で新型セダン「A4」を発売した(図1)。新開発のガソリンエンジンを採用したことに加えて、安全機能に力を注いだ(関連記事)。三つの機能を組み合わせ、0~250km/hと広い車速域で同一車線内の“半自動運転”を実現した。

図1 ドイツAudi社の新型「A4」
図1 ドイツAudi社の新型「A4」
アウディジャパンが2016年2月に発売した。新しい予防安全機能を採用した他、アルミニウム合金や超高張力鋼板の適用で車体を最大120kg軽くした。
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 先行車追従機能(ACC)の対応車速域は0~250km/h、車線維持機能(LKA)は同60~250km/hである。加えてAudi社は、新しく開発した渋滞時追従機能を採用した。その対応域は0~65km/h。3機能を合わせると、同一車線内において0~250km/hと広範囲で操舵と加減速を自動で制御できる。事実上の“半自動運転”だ。アウディジャパン社長の斎藤徹氏は、「自動運転の前段階と言える機能を盛り込んだ」と胸を張る。

 渋滞時追従機能は、低速域で先行車との車間距離を維持し、同じ車線内にとどまるように自動で操舵するもの(図2)。停止した後、3秒以内に先行車が動き出すと自動で再発進する機能を用意したことが特徴だ。発進と停止を繰り返す渋滞時に、追従機能を何度も設定し直す手間を省ける。

図2 渋滞時に自動発進
図2 渋滞時に自動発進
低速時、先行車との車間距離を維持しながら同じ車線内を走れる。停止後、3秒以内であれば、自動で再発進する機能を搭載した。
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