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 ドイツPorsche社は2016年2月、これまでの自然吸気エンジンをターボチャージャー付きの過給エンジンに部分改良した「911カレラ/カレラS」を日本で発表した。同社は、ターボ過給によって排気量を大幅に減らすのではなく、「ライトサイジングした」という。また、車載情報システムも一新した(図1)。

図1 Porsche社「911カレラ」
図1 Porsche社「911カレラ」
部分改良でパワートレーンと車載情報システムを一新した。車体寸法は全長4499×全幅1808×全高1303mm、ホイールベースは2450mm。
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 これまで911カレラは3.4Lの自然吸気(NA)エンジン、高出力仕様の同カレラSは3.8LのNAエンジンだったが、ともに3.0Lの直噴ターボチャージャー付きエンジンとした。これで上位グレードの「ターボ」とカレラがともにターボエンジン車となった。

 Porsche社の開発陣によると、ターボ化にあたっては3.0Lよりもさらに排気量を少なくすることも検討したという。しかし、NEDC(New European Driving Cycle)におけるモード燃費は上がるものの、実用燃費が下がるという結果が得られた。このため、3.0Lとして排気量を若干下げる「ライトサイジング」を選んだ。

 カレラ、カレラSともに、最高出力と最大トルクは従来より15kW、60N・m向上し、0-100km/hが0.2秒短縮できた。カレラは最高出力が272kW(370PS)、最大トルクが450N・m/1700~5000rpm、最高速度は294km/h。カレラSの性能は同様に、309kW(420PS)、500N・m/1700~5000rpm、307km/h(表)。

表 911の主要諸元
表 911の主要諸元
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 組み合わせる変速機は、同社が「PDK」と呼ぶ7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)および7速MT(手動変速機)である。