トヨタ自動車は2015年11月、「レクサスGS」の高性能車「GS F」を発売した(図1)。4ドアセダンながら、クーペである「RC F」と同様の排気量5.0LのV型8気筒エンジンを搭載して、走行性能を高めたのが特徴。
レクサスブランドの高性能車は先代の「IS」に設定した「IS F」が初めてで、その時はセダンがベースになっていた。しかし、IS Fの後継車といえるRC Fは2ドアクーペであり、より走りに特化したクルマに位置付けを変えた。一方、今回発売したGS FはIS F同様の4ドアセダンで、実用性を犠牲にせずにスポーティーな走行性能を実現した。