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【動向】ホンダ、米国工場で10速ATを生産

 ホンダは米国ジョージア州TallapoosaにあるHonda PrecisionParts of Georgia(HPPG)工場で、10速自動変速機(AT)の生産を始めた。同時に、業界初の前輪駆動用10速ATを製造するため、2つの米国工場に合計1億5000万米ドル(1ドル=113円換算で約170億円)を投資したことも明らかにした。

 HPPG工場には1億米ドル(約113億円)を投資し、新しい組立ラインを導入して生産プロセスを改良した。加えてオハイオ州RussellsPointにあるHonda TransmissionMfg. of America(HTM)工場には、新たな設備導入と生産能力増強のために4900万ドル(約56億円)を投資したという。

 本田技術研究所が開発した10速ATは、低摩擦設計で駆動性を高めており、2017年春に発売する新型「オデッセイ」の上位グレードに搭載する。将来的には、ライトトラックやセダンなどにも搭載する予定。

【技術】AIとウエアラブル端末で作業を認識

 ドイツ人工知能研究センター(DFKI)と日立製作所はウエアラブルデバイスを着用した人の作業内容を認識する人工知能(AI)を開発した。眼鏡型デバイスを活用して作業者が見ている物体を認識する技術と、腕に装着するアームバンド型デバイスを使って作業者の動作を認識する技術を組み合わせ、生産現場で想定される動作をディープラーニングで学習させることで作業内容の認識を可能にした。

 眼鏡型デバイスと画像認識技術を活用して「ネジ」「ドライバー」などの物体を認識するとともに、腕の動きに応じて生じる筋電位などの信号をセンサーが取得し、「回す」「押す」などの身体動作を認識する。両社はこの2つの技術を組み合わせて「ネジ締め」といった作業内容を認識する技術「階層型行動モデル」を開発した。今後はAIを活用して、生産現場での作業支援などに向けた技術開発を進めていく。

【新製品】生産設備を撮影して集中管理

 イマジオム(本社茨城県日立市)は、生産工程で製品の写真を撮影してトレーサビリティーを確保するシステム「PhotoSnap」を2017年4月6日に発売する。パソコンをベースとするためカスタマイズが容易で、さまざまな製造現場に導入しやすいという。撮影のタイミングは任意に設定でき、スイッチやセンサーとの連動、バーコードリーダーやRFIDリーダーとの連動、PLC(Programmable Logic Controller)との連動などに対応する。

 撮影した画像は所定のサーバーに自動で転送され、集中管理が可能だ。アップロードされた画像の整理には、検索用の情報である「見出しタグ」を使う。あらかじめ幾つかのタグを決めておき、撮影する際にタグを選んで付加する。これにより、撮影時の手間を増やさずに能率的な検索を実現できる。価格はカメラの台数やシステム構成によって異なるが、最小構成で50万円程度から。