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【動向】DMG森精機、「Industry 4.0に感化されたわけではない」

 DMG森精機は、組立工場や主軸工場などがある伊賀事業所を改装し、報道陣に公開した。同事業所は、約1600人が働く同社の主力事業所。改装の目的の1つは、同社が長らく進めてきた「つながるスマートファクトリー」の実現にある。具体的には、Webを利用した工程管理や在庫管理、品質管理、発注管理によって生産を効率化するというものである。

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 「Industry 4.0といってもユビキタスとあまり変わらない。以前は要素技術が付いてきていなかっただけ」(同社専務執行役員伊賀事業所所長製造・開発本部製造担当兼生産技術担当の真鍋研二氏)。つまり、Industry 4.0のような最近の動向に感化されて慌てて始めたわけではなく、以前からの取り組みというわけだ。

 例えば、組立工場内には管理職が生産管理を行うための大型モニターがある。「各事業所のどこで」「どの工作機械が」「誰によって」動作しているのかを表示。各人の作業進捗(ちょく)や作業の終了日も把握できる。加えて、タブレット端末や天井近くの柱に設置されたモニターにも作業進捗を映し出すなど、至る所で作業の見える化を図っている。