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【動向】日立製作所、鉄道事業でもIoTが要

 日立製作所執行役専務サービス&プラットフォームビジネスユニットCEOの小島啓二氏は2016年12月1日、「PTC Forum Japan 2016」で講演し、IoT(Internet of Things)の事業への適用について、鉄道事業を例に取って説明した。車両と設備をリモートで監視し、高い車両稼働率や定時運行の維持、部品交換サイクルの延長を図る。

 最近では「車両の保守基地を設置して保守を請け負い、日々の運行計画を作って管理し、乗車券を売るところまでワンストップでやってほしい、と言われる」(同氏)。欧州では時間帯や運行状況などに応じて運賃を変えることが多く、オペレーションも含めて担当する必要が出てきた。同氏によると「車両の稼働率が落ちればペナルティーになってしまう半面、ローコストで高い稼働率を維持できれば、その分は全部利益になる。IoTは本当に実際的かつシリアスな要素になっている」という。

【技術】スズキ「ソリオ」、モーターはデンソー製

 スズキが2016年11月末に発売した、小型車「ソリオ」のハイブリッド車(HEV)モデルは、デンソー製の駆動用モーターを採用した。

 ソリオの特徴である室内空間の広さを犠牲にしないために、既存のエンジンルームに収まるよう小型でコストを抑えた設計が採用の決め手になった。一般的な永久磁石式モーターで、最高出力は10kW、最大トルクは30N・m。冷却は水冷式。減速歯車を配置し、モーターのトルクを10倍高めて駆動軸に伝達する。

 ドイツBMW社の「i3」や日産自動車「ノート e-POWER」が採用している、アクセルペダルを離すと強い回生ブレーキが作動する機構は、採用しなかった。モーターに強い負荷がかかり、冷却が間に合わなくなるためだ。「比較的大型のモーターを採用する車両では実現しやすいが、ソリオのモーターは小さいため、強い回生ブレーキを作動させる機能は省いた」(同社)という。