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報道機関向けの決算説明会で事業方針などを語る永守氏
報道機関向けの決算説明会で事業方針などを語る永守氏
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 「強い『電装品メーカー』になるには半導体が不可欠。今は外部から調達しているが、いずれ半導体を内製化したい」─。

 日本電産 代表取締役会長兼社長の永守重信氏は、2016年4月に開催された2015年度(2015年4月~2016年3月)の決算説明会において、参加者の質問に答えるかたちで、半導体事業に対する並々ならぬ意欲を見せた。

 同社が半導体部品に関心を寄せるのは、モーターの「モジュール化」を加速させるためである。日本電産はこれまで、ブラシレスDCモーターを核にした各種モーター製品を手掛けて成長してきた。2015年度の売上高は約1兆1783億円、営業利益は約1245億円と利益率は10%を超える。更なる売上高の増加と利益率上昇を狙っており、2020年度に売上高2兆円、利益率15%の達成を目標に掲げている。

 この目標を達成するために、モーター単体だけでなく、その駆動用ICなどの周辺部品を一体化したモジュールの販売に力を入れる。現在のモーターのモジュール化率はおよそ「20%くらい」(永守氏)。これを「2020年ごろに50%、2025年ごろには100%にしたい」(同氏)。

 半導体を内製化するために、買収先を探している。候補の1つと目されているのが、ルネサス エレクトロニクスである。今まで永守氏は同社買収に関する話題を避けていたが、今回の決算説明会ではルネサス買収を前向きに考えていることを明らかにした。