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品質改善用のBIツールの画面(写真:オムロン)
品質改善用のBIツールの画面(写真:オムロン)
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 オムロンがIoT(Internet of Things)を活用した賢い工場作りを本格化させている。2020年までに、自社の製品の機能を強化し、これまでネットワーク機能がなかったセンサーやリレー、電源装置、あるいはネットワークにつながっていてもデータ収集をしてこなかった製造装置の各部品からデータを収集できるようにする。ヒトだけでは見出せなかった生産上の改善点を割り出し、生産性向上や品質強化につなげるほか、機器や装置の故障の予兆を捉えることを目指す。挑むのは、不良品を生まず、止まらない工場の実現だ。

 同社はこのために、2つの取り組みを進める。1つは、ネットワーク化されていない自社製品のすべてにIO-Linkと呼ぶ通信インターフェースを付けること(図1)。2016年度にまずは光電センサーと近接センサーでIO-Linkを搭載し、2020年までに全商品で搭載を完了する。IO-Linkでつなぐことで「これまでオン/オフしか取れなかった信号を32バイトの数値データとして取得できるようになる。例えば、光電センサーの場合、受光量や検出余裕度、内部温度などの取得が可能になり、不具合原因の究明に役立つほか、製品寿命の診断や経年劣化に応じたしきい値の変更などが可能になる」(オムロン)。

図1 すべてのセンサーや電源をネットワーク化
図1 すべてのセンサーや電源をネットワーク化
詳細な情報を取り込めるようにするほか、劣化の度合いに応じた最適なしきい値などを現場の機器に設定できるようにする。(図:オムロンの資料を基に本誌作成)
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