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見えないことの意味
 視覚からの情報量が膨大にもかかわらず人間が対処できるのは、認識の過程で適度に情報を間引いているからだそうです。つまり“見ている”ようで、すべては見ていないわけです。電子の眼であるイメージセンサーの情報にも、今は処理側の能力に合わせた間引きが必要です。しかし、シンギュラリティーが訪れてコンピューターの処理能力が人間を超えると、視覚情報を間引く必要はなくなるかもしれません。まさに「すべてを見通す」ことが可能になりそうです(Breakthrough「すべてを見通すカメラ」)。もっとも、そんなコンピューターは怖くて気軽に接することができません。(三宅)

AIとは何か
 このところ人工知能(AI)の記事ばかり書いている筆者ですが、常々頭を悩ませるのは「AIとは何か」です。企業によって定義があやふやで、今回の特集で取り上げた深層学習はまだしも、次号で解説予定のAI基盤の中には「これってAI?」と言いたくなる機能が紛れ込む予感も。「人にしかできないとされる仕事を肩代わりできる機械」との案を考えましたが、コンピューター登場前は計算を一任できる機械すらなかったわけで、イマイチです。自動運転や機械翻訳など、今話題の用途の共通点から思いついたのが次です。「完璧ではなく、失敗もする機械」ではいかがでしょう?(今井)

とにかく広い、ありがたかった巡回バス
 CeBIT 2017レポートの舞台となったハノーバー国際見本市会場は総面積およそ100万m2の巨大展示場です。ホールの1つひとつが大きく、ホール間を移動するために軽く数百メートルを歩かなければなりません。このため会場内には移動用の巡回バスが走っています。最初は「バスを待つぐらいなら歩くほうが早いだろ」と使っていませんでしたが、そのうちさすがに疲れてしまい、運行間隔を調べて頻繁に利用するようになっていました。(神近)