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 ヘッドマウントディスプレー(HMD)「Google Glass」を米Google社が2013年に発表したころから、「ウエアラブルブーム」が巻き起こった。ブームの中心は、主に研究者や、「アーリーアダプター」と呼ばれるような一部の消費者だった。ところが、利用者の裾野はそれほど広がらず、今のところ民生分野では腕輪型の活動量計が流行した程度に留まっている。

 そんな中、ウエアラブル機器が活躍する場として期待されているのが、製造現場や建築現場、物流施設などに向けた「BtoB」用途である。

 実際、2015年になってから、ウエアラブル機器の採用や同機器を用いた実証試験が相次いでいる。その中心にあるのが、日本企業だ。