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 ドイツVolkswagen(VW)社の「パサート」の分解レポートの後編は、前回のパワートレーンとボディーに引き続き、サスペンション部品の詳細やその他の部品の生産国や部品メーカーについて紹介する。VW社は世界各国に生産拠点を有しており、部品メーカーもこれに合わせて各地に生産工場を構えている。採用された部品には、本拠地ドイツを中心にグループの生産拠点がある東欧諸国製が多く見られた。さらに中国製や韓国製も使われており多国籍化が進んでいる。

シャシー系部品はZF社が占める

 8代目となるパサートはVW社の「ゴルフ」と同様に、VWグループのモジュラーアーキテクチャーである「MQB(横置きエンジン車用モジュールマトリックス)」を採用する(図1、2)。

図1 分解された「パサート」のホワイトボディー
図1 分解された「パサート」のホワイトボディー
ひろしま産業振興機構・カーテクノロジー革新センターのベンチマーキング活動の一環として分解されたVW社の中型セダン「パサート1.4TSI」。分解作業は2016年9月末から10月上旬にかけて、広島県呉市にある広島県立総合技術研究所・西部工業技術センター内のベンチマーキングセンターで実施した。
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図2 パサート1.4TSI
図2 パサート1.4TSI
VW社が2014年7月に発表した、8代目となるパサート。今回分解したのはセダンの「1.4TSIコンフォートライン」で、日本での車両価格は359万円(税込み)。ちなみに、実車の生産は同車の主力生産拠点であるドイツ北西部にあるエムデン工場となる。
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