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車載向けの電子機器に使うスイッチング電源の放射ノイズをいかにして抑えるか。その有効な対策の一つが、電源ICから出るノイズ自体を減らすことである。同電源のEMI(電磁妨害)対策は、ADAS(先進運転支援システム)の進化や自動運転の実用化にも寄与する。

 自動車メーカー各社が、自動運転の実用化を目指す動きを加速させている。トヨタ自動車は2020年ごろの実用化を目指し、自動運転の実験車を開発した。同実験車を用いて2015年11月に首都高速道路で、本線合流や分流、車線維持、車線変更などを自動で行う走行実験を行った。加速や減速、操舵といった複数の操作をクルマが行う「レベル2」の自動運転に相当する(図1)。

図1 トヨタ自動車が行った自動運転の実験
図1 トヨタ自動車が行った自動運転の実験
高速道路において本線合流や分流、車線変更などを行った。
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 日産自動車は2015年11月に開催された「東京モーターショー」で、「レベル3」の自動運転に対応したコンセプト車を公開した。レベル3の自動運転とはレベル2の一歩先を行くもので、加速や減速、操舵など全ての操作をクルマが自動で行い、緊急時だけ運転者が操作する状態のこと。同社は2020年代前半の実用化を見込んでいる(図2)。

図2 日産自動車の自動運転コンセプト車
図2 日産自動車の自動運転コンセプト車
「レベル3」の自動運転に対応した車両。ミリ波レーダーや赤外線レーザースキャナー、単眼カメラなどのセンサーシステムを使用する。
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