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電波暗室設計との連携が鍵

 これまで紹介してきたEMC評価システムだけでなく、実際の評価では電波暗室の使い勝手も測定の効率を左右する。例えば、ストリップ・ライン・アンテナは、他の試験時は取り外す必要がある。そのアンテナを取り付けるためのフレームを電波暗室の天井から吊り下げ、必要なときにフレームを所定の高さに下げる「リフター」を採用することで、アンテナの設置にかかる時間を短縮でき、フレームの収納場所も節約もできる。

 また実車の測定においては、EUT誤動作自動監視システムのように、動作状態を確認するためのカメラやセンサーが数多く用いられる。また、ロボットが運転を行う可能性もある。これらとの通信には通常、多くの光ファイバーケーブルが用いられるが、それぞれの機器やロボットに対して適切な位置からケーブルを配線しないと、EMC測定に用いるアンテナが試験規格に則った位置に配置できないなどの問題が生じる。

 こうした課題を対応するためTDKは、電波暗室の設計とEMC評価システムの双方を提供している。これにより、EMC評価システムの最終的な使い勝手の向上を目指している。

参考文献
(1)Regulation No. 10 “Uniform provisions concerning the approval of vehicles with regard to electromagnetic compatibility”、UNECE.(http://www.unece.org/trans/main/wp29/wp29regs1-20.html
(2)製品情報“電波暗室および電波吸収体”、TDK.(https://product.tdk.com/info/ja/products/chamber/catalog.html