PR

 2015年9月、日経Automotiveは都内でセミナー「激変!車載ネットワーク」を開催した。専門家7人が講演。2020年に、有線と無線の車載ネットワークの構成がガラリと変わる可能性が見えてきた。

 2020年の制御系システムの有線通信の本命として、次世代CAN(Controller Area Network)の「CAN FD」と考えるのがドイツBosch社だ(図1)。日本法人ボッシュの長岡洋氏(オートモーティブエレクトロニクス事業部セクション・マネージャー)は、CAN FDの搭載車両が「2017年末~2018年初頭に実用化する予定」と明かした。

図1 Bosch社の考えるロードマップ
図1 Bosch社の考えるロードマップ
2020年の段階で多くの通信規格が混在するものの、CANの次世代規格「CAN FD」が車載ネットワークの主流になるとみる。
[画像のクリックで拡大表示]

 CAN FDは、現行CANに比べてノード〔電子制御ユニット(ECU)〕当たりのコストを「同等」(長岡氏)にしつつ、データ伝送速度を高めたもの。CANの最大1Mビット/秒に対し、CAN FDは同8Mビット/秒。1フレームのデータ量は、8バイトから64バイトに増やせる。加えて、しばらく現行CANとCAN FDが混在することに配慮し、相互接続性を確保した。