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高級車の機能を低コスト化

 車線が見えない場所でも追従走行する機能は、ドイツDaimler社が新型「Eクラス」などで供給している。Eクラスはステレオカメラを使うが、Continental社は単眼カメラで実現し、低コスト化を図る計画だ。

 同社は、スマートフォンを使った自動駐車システムを披露した(図4)。スマートフォンと車両はBluetoothで通信する。画面上で、駐車位置を選択し、駐車の実行ボタンを押す。運転者が降車してから駐車できるため、狭い駐車場でも停めやすい。

図4 スマートフォンで操作できるようにした自動駐車システム
図4 スマートフォンで操作できるようにした自動駐車システム
スマートフォン(赤線)のボタン操作で車両に指示を与える。
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 車両の前後左右に4個のカメラ、前後に6カ所ずつ合計12個の超音波センサーを搭載する。白線を検知するカメラと、障害物を検知する超音波センサーの情報を統合して、駐車位置を見つける。駐車位置から車両を出す機能は、今後取り組むという。

 自動運転時代に向けたHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)として、運転者の顔向きを検知して、走行状態に応じて警告するインストルメントパネルの開発品も見せた(図5)。高速道路の分岐点が接近して、自動運転モードから手動運転モードへの切り替えが迫っている場合に、インパネを取り囲むように配置したLEDを点灯させるなどして、わき見運転を警告することなどを想定する。

図5 自動運転車に組み合わせる顔向き検知システム
図5 自動運転車に組み合わせる顔向き検知システム
走行状態によって、車両前方を向いていないときは注意を促す。
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 従来のタイヤ空気圧監視システム(TPMS)を進化させたシステムも公開した(図6)。タイヤごとの荷重とトレッド溝の深さも測定できる。センサーはタイヤ内部に搭載。センサーが地面に当たってから離れるまでの時間を検知し、その時間からタイヤの接地面積を計算する。接地面積と空気圧で四つのタイヤそれぞれにかかる荷重を推定できるという。溝の推定はGPS(全地球測位システム)と連動させてタイヤ周長の変化を捉えて算出する。

図6 タイヤ情報システム
図6 タイヤ情報システム
従来のようにセンサーを空気を入れるバルブに組み付けるのではなく、タイヤの内側の表面に組み付ける(赤線)。
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