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 富士重工業は2015年10月に部分改良した新型「フォレスター」に、LEDヘッドランプの照射範囲をハイビームからロービームまで連続的に変えられるシステムを搭載した(図1)。回転式の遮蔽板を採用したのが特徴で、照射範囲を自在に調整できる。

図1 LEDヘッドランプを搭載した新型「フォレスター」
図1 LEDヘッドランプを搭載した新型「フォレスター」
ハイビーム(ハロゲンランプ)とロービーム(HIDランプ)の2灯式からLEDの1灯式に変更した。
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 前方車両(先行車や対向車)を検知し、LEDヘッドランプのハイビームとロービームを自動で切り替える方法には、大きく分けて「ブロック制御方式」と「遮蔽板方式」がある。前者のブロック制御方式は、複数のLED光源(ブロック)を個々に制御することで、様々な配光パターンを実現する。車載カメラで先行車のテールランプや対向車のヘッドランプを検知し、複数のブロックのうち特定のものを消して、前方車両にハイビームを当てないようにする仕組みである(表)。

表 ハイビームとロービームを自動で切り替える主な仕組み
表 ハイビームとロービームを自動で切り替える主な仕組み
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 後者の遮蔽板方式は、ハイビームとロービームの切り替えに遮蔽板を使う。遮蔽板を機械的に上下させてハイビームとロービームを2段階で切り替える方法や、複数の遮蔽板を使って多段階の切り替えを行う方法などがある。いずれの方式も前方車両の方向だけを遮光し、その他の方向はハイビームで照射できる。前方車両の運転者をまぶしくさせることなくハイビームで走行できるため、夜間の視認性が高まる。