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 日本特殊陶業は、燃料電池車(FCV)の水素タンクや燃料電池(FC)ユニットからの水素ガスの漏れを、触媒を使わずに検出できるセンサーを開発した。水素ガスの熱伝導率の高さを利用して、高精度で検出できるのが特徴である。耐久性にも優れる(図1)。

図1 水素漏れセンサーの試作品
図1 水素漏れセンサーの試作品
水素ガスの熱伝導率の高さを利用して検知する。作動範囲は-30℃~100℃。
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 FCVには安全性を担保するために、水素ガスの漏れを検知するセンサーの搭載が義務付けられている。代表的なセンサーには「触媒燃焼方式」の製品がある。センサー内の酸化触媒に水素ガスが触れると、空気中の酸素と反応(触媒燃焼)して発熱する仕組みを利用したものである。燃焼による温度上昇を基に、水素ガスの漏れを検知する。トヨタ自動車の「ミライ」には、同方式を使ったセンサーが搭載されている。