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 2016年10月27日、米Qualcomm社がオランダNXP Semiconductors社を買収すると発表した。買収額は470億米ドル(約4兆9000億円)と、半導体業界では過去最大である。

 NXP社は、2016年に米Freescale Semiconductor社の買収を完了したばかりで、マイコンなど車載半導体で世界首位であり、その他にもセキュリティー関連の製品でも強い。車載とIoTという、今後の成長が期待される市場に地盤を持つ。

 Qualcomm社側から見れば、今回の買収は、市場の停滞感が隠せなくなったスマートフォン市場への過度な依存から脱するための渾身(こんしん)の策である。NXP社の買収で、IoTシステムのエッジに置く機器の主要機能がすべてQualcomm社に集まった感がある。コネクテッドカーの分野でも、強力な存在感を放ちそうだ。しかも、とうとうファブまで保有することになった。

 今回のテクノ大喜利では、Qualcomm社と競合企業それぞれの立場から、この買収のインパクトを論じていただいた(表1)。

表1 「シン・Qualcomm襲来」をテーマにしたテクノ大喜利での回答
表1 「シン・Qualcomm襲来」をテーマにしたテクノ大喜利での回答
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