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筐体追加でスケールアウト

 Flashmatrixのスケールアウト性能、すなわち筐体数を増やした時の性能を測定した。筐体の台数を変えた場合に、平均データアクセス時間がどうなるかを図9(a)に示した。今回測定した最大7台構成の範囲では、平均データアクセス時間は大きく変わらない。これは、システムをスケールアウトしてもそれによるオーバーヘッドがほとんど生じないことを意味している。このため、システムの規模拡大に比例して、性能を高めることが可能になる。

図9 良好なスケールアウト特性
図9 良好なスケールアウト特性
データアクセス時間は、筐体の数を増やしても大きくは変わらない(a)。システム全体のストレージ容量が増大すると、それに比例してデータ転送速度も高まる(b)
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 実際にスケールアウトした時のシステムの性能を図9(b)に示す。図にあるように、データ容量の増大に比例して、データ転送速度が向上することが分かる。すなわち処理すべきデータが増えても、それに応じてCPUの個数を増やせる上、それに応じてシステム全体でCPUにデータを届ける速度が高まる分、高い処理能力を実現できるわけである。

 我々は、本アーキテクチャーの場合、先に述べたデータ転送にかかるレイテンシーが、転送以外にかかるレイテンシーと比べて無視できなくなる程度まで大きくなるまでは、筐体数に比例した良好なスケールアウト特性を保つことが可能と考えている。最大構成として、14台までスケールアウトが可能だと見積もっている。