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電気刺激で舌に塩味を感じさせている

 フォークが舌に電気刺激を与えて塩味を感じさせる。脳が記憶している塩味を錯覚として呼び起こす仕組みだ。

 「電気味覚フォーク」と名付けられたこのフォークは、先端と持ち手の部分がステンレス製、柄の一部が樹脂製で、内部に小型リチウムイオン2次電池などを搭載する。今回実用化されたフォークは先端部分がプラス電極、柄の銀色部分はマイナス電極である(図1)。

図1 電気味覚フォーク
図1 電気味覚フォーク
柄の内部にリチウムイオン2次電池などを搭載。電流が流れて舌を刺激して味を感じさせる。
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 電源を入れた状態のフォークを食品に刺し、その食品を舌面に接触させると、持ち手の部分に接した手のひらを通じて電気回路が形成される。その結果、舌にピリピリとした電気刺激が生じ、塩を使わない料理でも味が濃くなったように感じられるという(図2)。

図2 舌が電気刺激を感じる仕組み
図2 舌が電気刺激を感じる仕組み
フォークを刺した食品、舌、そして腕を介して電気回路が形成され、電気刺激が出力される。
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