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 三菱重工業と三菱航空機(本社愛知県・豊山町)は2017年1月23日、ジェット旅客機「MRJ」の量産初号機の引き渡し時期を2020年半ばに変更すると発表した(図1)。2015年12月時点で公表していた従来の納入時期(2018年半ば)から約2年の延期となり、これで納入時期変更は5回目になる。

図1 MRJの開発状況を説明する三菱重工業の宮永俊一社長
図1 MRJの開発状況を説明する三菱重工業の宮永俊一社長
MRJ 量産初号機の納入時期は2018年半ばから2020年半ばに変更された。(写真:三菱航空機)
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 度重なる開発スケジュールの変更による市場投入の遅れは、顧客だけでなく部品メーカーなどのパートナーへ与える影響も大きい。開発費の増加も避けられない。国産初のジェット旅客機が難産の末、日本の航空機産業、そして三菱重工グループに対して何をもたらすのか、厳しい目が注がれる。