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図1 私たちの知識と意識の世界
図1 私たちの知識と意識の世界
私たちの知っていることの周りには「知らないこと」が沢山ある。
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 私たちは、さまざまなコミュニケーションをしながら日々の仕事をこなしています。その過程において、私たち自身の知識と意識の世界を自覚することが大切です。私たちは、誰にも自分が持っている知識の領域があります。「知っている」ことです。しかし、知っていることの周りには「知らないこと」がたくさんあります。私たちの知識の領域は「知らないこと」の海の中に浮かんでいる島のようなものです(図1)。

 ところが、往々にして私たちは「知らないこと」の海があるという意識を持てません。「知らないこと」は存在すらしないと思ってしまいがちです。実際に発生する技術的な問題の解決が難しいのも、こうした意識に根差していることが多いようです。私が長く働いてきた半導体産業の製造フローは、大まかに言って、「設計」「ウェハープロセス」「パッケージの組立」といった流れになります。これらのいずれで問題が発生してもお客様に買っていただけるような品物は作れません。