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赤青LEDが低ランニングコストに効く

 加えて同社ではランニングコストにも注目、LEDを薦める。現在、植物工場の7割が蛍光灯を使用しているが、高速栽培を可能とする赤青LEDを使うなど工夫を施すことで、蛍光灯比で約60%、白色LED比でも約30%のエネルギー消費量を削減できる。初期投資が高額になるものの、蛍光灯では照度不足による生育不良を防ぐには1.5年毎に入れ替えする必要があるため、LEDが有利と説明する。「パナソニックは自社のLEDを売るために植物工場をやっているのではないかと言われることがあるが、パナソニック製のLEDはオフィス・家庭用。植物工場には向かないので、他メーカー品を使っている」(松葉氏)。

 同社のいう「黒字化」には一つ条件がある。それが「建屋さえあれば」というもの。つまり、廃工場など既存の建物を使うことを想定しており、実際に植物工場は「廃屋の有効利用策」と考えられているケースも多い。ただし「半導体工場は向かない」と松葉氏。半導体工場の空調設備はスペックが高すぎ、電気代がかかりすぎるという。「どうしても半導体工場を使いたい場合は、空調設備を入れ替えるしかない」(松葉氏)。

 向いているのは、断熱性の高い冷蔵・冷凍倉庫。同社ではレタス日産2000株(200㎏)以上の大規模工場を想定しており、天井高さが4m以下だったり床が平坦でなかったりすると、同社の基準としては向かないとしており、廃校舎などの活用は難しいとした。