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スマートメーター
東京電力が設置を始めたスマートメーター
東光東芝メーターシステムズが製造した機種。
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東京電力の佐藤氏
東京電力の佐藤梨江子氏
執行役員でカスタマーサービス・カンパニーのバイスプレジデントを務める
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眞田氏
東京電力の眞田秀雄氏
カスタマーサービス・カンパニーで経営企画室長を務める
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 東京電力は2015年10月16日、電力小売自由化に関するメディア向け説明会を開催した。2016年4月の電力小売り全面自由化が迫る中、小売り事業への新規参入を狙う事業者の話題が相次いでいる。東京電力は、他事業者との価格競争を避け、「電力+α」という付加価値で勝負したいという考えを示した。

 「開始当初は、新規参入企業に焦点が当てられるのは仕方がない。しかし早晩、サービス内容が話題の中心になるだろう。我々はその際、内容の充実ぶりで勝負したい」――。東京電力 執行役員でカスタマーサービス・カンパニー バイスプレジデントの佐藤梨江子氏は冒頭のあいさつでこう述べた。電力小売自由化により、新規参入企業の話題が多い中、今回の説明会は東電の小売事業の方向性を示す狙いがある。佐藤氏は「今はセット販売が注目されているが、今後は電力とIoTを組み合わせた新しいサービスを提供したい」と述べ、価格面以外のメリットをいかに提供できるかがカギを握るとの認識を示した。

ガスと一体で提供へ

 東京電力が消費者へのメリットとして訴求を狙うものが二つある。1番目は、電力とガスの一体提供だ。2017年にガスの小売全面自由化も予定されているため、電気とガスを組み合わせた提供が可能になるという。東京電力は既に大口需要家向けのガス提供サービスを行っており、国内でも指折りのガス提供規模になる。こうした能力を強みにガス小売と組み合わせて、顧客獲得を目指す考えだ。東京電力 カスタマーサービス・カンパニー 経営企画室長の眞田秀雄氏は、「電気とガスを含めたトータルな意味でのコスト削減効果を訴求したい」と話す。