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「未来かなえネット」のイメージ図
「未来かなえネット」のイメージ図
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 日本ユニシスは2015年11月5日、未来かなえ機構(岩手県気仙郡)が運営する気仙医療圏の地域医療・介護連携ICTシステム「未来かなえネット」の構築を始めたと発表した。気仙医療圏は、大船渡市、陸前高田市、住田町の2市1町。

 2016年4月に第一期システムが運用開始予定。気仙医療圏の主な病院、診療所(医科、歯科)、薬局、介護サービス事業所などを双方向に連携し、地域住民の医療データを一元管理する。

 未来かなえ機構は医療、介護、保険、福祉の連携を目的に2011年に発足した。気仙医療圏は医師数が全国平均を下回る岩手県内でも医療資源が乏しい地域のため、地域医療や高齢者向けの地域包括ケアに課題があった。そこで垂直的統合(多様なレベルでの医療の調整)と水平的統合(介護や保険など多職種間の調整)を両立させるため、ICTシステムの導入を決定した。

 同システムには3つの特徴があるとする。すなわち、(1)各医療施設が保有している医療・介護情報を一元管理し、双方向の連携を可能にすること、(2)新しい電子カルテシステムなどの導入が不要で、既存のシステムのデータを利用できること、(3)従業者に新しい業務をほぼ発生させず、各施設の利用者データを自動で紐付けすること、である。既存のシステムをそのまま利用し、自動で統合するため現場の負担と運用コストを抑えられるという。