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図:ファスナー専用機械部品工場の外観イメージ
図:ファスナー専用機械部品工場の外観イメージ
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 YKKは2015年11月5日、富山県黒部市で建設していたファスナー専用機械部品工場が竣工したことを発表した(図、ニュースリリース)。新工場は、同年12月から操業する予定だ。柔軟なライン編成を可能にする、社員の働きやすさに配慮して窓を設置する、といった工夫を取り入れている(関連雑誌記事)。投資額は78億円。

 同工場は、ファスニング事業とAP(Architectural Products)事業の専用機械やラインを開発・製造する工機技術本部の工場として、機械部品や金型などを製造する。延床面積は2万6227m2。年産能力は、機械部品が250万個、金型が500セット。

 コンセプトとして「社員が自ら考え、進化し続ける」を掲げる。そのためにまず「フレキシビリティを備えた工場」を目指した。5年後、10年後の改善・改良・進化に対応できる自動化ラインを導入するとともにライン編成を変更しやすくしている。

 その上で「窓のある精密機械工場」にも挑戦し、自然採光を積極的に利用する。一般に窓があると温度や湿度、振動の管理が難しくなるが、同工場では、温度・湿度管理システムや振動を減衰・伝えない設計を工夫し、精密部品の安定した生産を可能にしたという。

 光以外の自然エネルギーでは、富山県黒部扇状地の地下伏流水や、それによる地中熱も活用する。消費電力量は従来比で20%、工業用水量は同75%削減できるとしている。