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 豊田通商は、インドにおいて特殊鋼の2次加工事業を本格展開する(ニュースリリース)。同社とToyota Tsusho India社、鈴豊精鋼(本社名古屋市)の3社は、現地の独立系企業であるMirra&Mirra Industries社(以下、Mirra&Mirra社)の株式をそれぞれ45%、40%、15%の比率で取得した。これにより豊田通商は、同国においてサプライチェーンの確立を図る。

 Mirra&Mirra社は、自動車向けにボルトやナットなどの2次加工を展開しており、冷間圧造用鋼線(CHワイヤー)の月産能力は3300t。インド南部のチェンナイ市に拠点を持ち、チェンナイ港から材料を輸入したり製品を輸出したりする際の利便性が高い。

 インド南部には自動車産業が集積しており、今後も多くの企業が進出すると予想されている。これに伴い、部品加工でも高水準の品質・コスト・デリバリー管理が必要となる見込み。加えて、CHワイヤーから生産されるボルトやナットは特殊鋼分野でも高級鋼に分類され、今後、現地調達のニーズが拡大するとみられる。そのため豊田通商は、同国での事業の本格展開を決めた。

 豊田通商と鈴豊精鋼は、現地に1人ずつを常駐させ、人材育成に取り組む。Mirra&Mirra社は、酸洗や熱処理、伸線、引き抜きといった2次加工技術に強みを持つ鈴豊精鋼をパートナーとすることで、低コスト操業を基盤としながら品質を向上。顧客企業の生産方式に合った納期管理システムを導入する他、材料の現地調達化に対応する。