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 また「ゼロ戦」の設計者と知られる堀越二郎氏に代表される三菱重工の航空機開発のDNA(遺伝子)をどう考えているのかという質問に対しては岸氏はこう答えた。

 「歴代の三菱重工のチーフエンジニア、堀越二郎などは、技術に誠実できっちりと仕事をしてきた。例えば重量軽減(軽量化)などを追求してきた。三菱重工の資料館には、歴代の所長やチーフエンジニアの写真がある。時々、そこに行って顔を拝見したり、当時の図面をみると身が引き締まる思いだ」

 岸氏には「何度も延期を繰り返した際に、どういった気持だったのか」という質問も飛んだ。

 「私は、ほとんどの飛行スケジュールの延期会見に出席している。その時点で判明した問題を反映してスケジュールを立ててきた。自分自身が悔しい思いをしてきた。その上で、最後に2週間の変更(遅延)もあった。最後に本当に苦しい時期もあったが、今回はスケジュールをほぼ約束通りに実現できた」。