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AGpossのフィラメント(左)とミシン糸(右)。カットファイバーや撚糸、織物、不織布なども製品化している
AGpossのフィラメント(左)とミシン糸(右)。カットファイバーや撚糸、織物、不織布なども製品化している
(写真:ミツフジ)
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 京都の繊維メーカーであるミツフジは、2017年1月5日~8日に米国ラスベガスで開催される「International Consumer Electronics Show(CES)2017」に、出展する(発表資料)。独自開発の着衣型ウエアラブル製品を出品する予定で、京都の繊維メーカーで初めてのCES出展となる。

 同社は1957年、西陣織の工場として創業。1980年から導電性繊維の用途開発を始めた。2001年に、ポリエステルを基材とした銀メッキ導電性繊維を三菱マテリアルと共同開発。2002年には、ナイロンやポリエステルの表面に銀をメッキした導電性繊維を「AGposs」の名前でブランド化。近年は着衣型ウエアラブル機器や宇宙ステーションで着用する下着などにAGpossを展開してきた。いまや、AGposs製品は「主要メーカーの着衣型ウエアラブル機器のほぼすべてに採用されている」(同社広報)という。

 2014年には、創業者の孫であり、外資系企業での勤務を経験した三寺歩氏が3代目社長に就任。同社長のかじ取りで提携や技術者の採用を推し進め、現在は素材だけでなく、ウエラブル機器向けの部品の開発や、電子機器との連携検証などにも取り組んでいる。これまでに、着衣型ウエアラブル機器向けのトランスミッターなどを製品化してきた。

 AGpossは、従来の銀を練り込んだ繊維やフィルム状の銀糸に比べて、銀の含有量が多く、電磁遮蔽(軽減)、抗菌・防臭、保温・断熱、制電などの効果に優れるという。同社は、AGpossを用い、電極、センサー、トランスミッターなどもすべて自社で開発するスマートウエアの最終製品を、CESに展示する考え。生体情報を管理でき、スポーツや業務、ヘルスケア、介護などの現場で役立つ製品になるという。これまでのウエアラブルデバイスとは異なるデザインや利用性を目指しているといい、新製品、新ブランドをCESまでに発表する。