米Wolfspeed社は、オン抵抗が10mΩと低い+900V耐圧のSiC(炭化ケイ素)パワーMOSFET「CPM3-0900-0010A」を発売した。同社独自のプレーナー型MOSFET技術「C3M」で製造した。nチャネル品である。最大定格電流は196A(+25℃における値)と大きい。電気自動車(EV)のパワートレインを構成するインバーターに向ける。米環境保護庁(EPA)が定める燃費規格に基づいて評価すると、インバーターの損失を78%削減できる。このため、「発売した素子を使えば、走行距離や、使用する電池容量、EVの車両デザインに新しい設計オプションを手に入れられる」(同社)という。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
-
会員の方はこちら
ログイン -
登録するとマイページが使えます
今すぐ会員登録(無料)
日経クロステックからのお薦め
あなたの専門知識や経験を生かして、「日経クロステック」の記事や書籍の企画、取材・執筆・編集を担う編集記者(正社員)にトライしませんか。編集の経験は問いません。コミュニケーション能力が高く、企画力や実行力があり、好奇心旺盛な方を求めています。