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過渡応答特性を高めた6A出力の降圧型DC-DCコンIC
過渡応答特性を高めた6A出力の降圧型DC-DCコンIC
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 トレックス・セミコンダクターは、高速な過渡応答特性が得られる同社独自の制御方式「HiSAT-COT」を採用した最大6A出力の降圧型DC-DCコンバーターIC「XC9266シリーズ」を開発し、量産を始めた(ニュースリリース)。入力電圧範囲は+2.7〜5.5V。出力電圧範囲は+0.8〜3.6Vの範囲で設定できる。採用したHiSAT-COT方式は、一般的なコンスタントオン時間(COT)制御方式に比べると、入力電圧変動と負荷変動によるスイッチング周波数の変化を小さく抑えられるため、過渡応答特性を高められるという。「低電圧帯では世界最速クラスの過渡応答特性を実現した」(同社)。FPGAやASIC、DSP、マイクロプロセッサーなどへの電力供給に向ける。具体的なアプリケーションとしては、パソコンやグラフィックスボード、ストレージ機器、産業機器、SSDなどを挙げている。

 同期整流方式に対応する。スイッチ素子は、ハイサイドとローサイドとも集積した。ハイサイドスイッチはpチャネル型で、オン抵抗は32mΩ(標準値)。ローサイドスイッチはnチャネル型で、オン抵抗は25mΩ(標準値)である。フィードバック電圧は+0.6Vで、誤差は±1.0%。負荷変動(ロードレギュレーション)特性は0.13%(標準値)。スイッチング周波数は1.2MHzもしくは3.0MHzのいずれかを選択できる。動作モードは、PWM制御と、PWM/PFM自動切り替え制御の2つを用意した。変換効率は、+5.0V入力、+1.8V/1.0A出力のときに90%が得られる。低電圧ロックアウト(UVLO)機能やソフトスタート機能、ソフトオフ機能、出力コンデンサーの高速ディスチャージ機能を備える。保護機能として、過電流保護機能、短絡保護機能、サーマルシャットダウン機能などを備える。出力コンデンサーには、積層セラミックコンデンサーが使える。

 スタンバイ時は全回路を止めることで、消費電流を1.0μA以下に抑えた。パッケージは、実装面積が4mm×4mmのQFN0404-24C。動作温度範囲は−40〜+105℃。サンプル価格は100円(税別)である。