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複数のセンサーを接続できるIoT向けアナログSoC
複数のセンサーを接続できるIoT向けアナログSoC
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 米Cypress Semiconductor社は、複数のセンサーを接続できるアナログSoC「CY8C4Axxファミリー」を開発した(ニュースリリース)。現在サンプル出荷中で、2016年第4四半期に量産を開始する予定だ。センサーの接続に向けたプログラマブルなアナログフロントエンド(AFE)回路を複数個集積した。ホストプロセッサーにおけるセンサー関連の信号処理の負荷を軽減できるため、システム全体の消費電力を削減できるとしている。IoT対応機器のほか、産業機器や家電機器、民生機器などに向ける。

 同社は、新製品のSoCを「PSoC Analog Coprocessor」と呼ぶ。プログラマブルなアナログ回路ブロックや、容量方式のタッチ検出回路(CapSense)、セグメント液晶パネルの駆動回路、プログラマブルなシリアル通信ブロック、32ビットCPUコア(英ARM社の「Cortex-M0+」)、最大38本のプログラマブルな汎用入出力(GPIO)端子などを1チップに集積した。プログラマブルなアナログ回路ブロックには、2次のアナログフィルターや、12ビットのΔΣ型A-D変換器、13ビットの電圧D-A変換器で構成したUAB(Universal Analog Block)や、2個のA-D変換器、4個のオペアンプ、2個のコンパレーター(比較器)、38個のアナログマルチプレクサー、2個の7ビット電流D-A変換器などが収められている。GUIベースのソフトウエアを使って、センサーのアナログフロントエンド(AFE)回路をプログラム可能だ。

 Cortex-M0+は、ファームウエアの処理や、初期化処理、校正処理(キャリブレーション)、温度補償、センサーデータのフォーマットなどを担当する。ホストプロセッサーとの接続インターフェースにUARTとI2C、SPIを備える。電源電圧は+1.71〜5.5V。パッケージは、48端子QFN、48端子TQFP、28端子SSOP、45端子WLCSP。動作温度範囲は−40〜+85℃。価格は明らかにしていない。

 なお、Cypressは、2016年6月21〜23日に米国サンノゼで開催される「Sensors Expo」で、開発したアナログSoCを展示する予定である。