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伝搬遅延時間を40%短縮した600V対応ゲートドライバーIC
伝搬遅延時間を40%短縮した600V対応ゲートドライバーIC
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 米Texas Instruments(TI)社は、伝搬遅延時間を従来品比で約40%減らして90ns(標準値)に短縮した最大+600V動作のゲートドライバーIC「UCC27714」を発売した(ニュースリリース)。2チャネル内蔵しており、ハイサイドスイッチとローサイドスイッチの両方を駆動することが可能だ。駆動能力は、ソース(吐き出し)時とシンク(吸い込み)時ともに最大4Aと大きい。パワーMOSFETとIGBTの駆動に対応できる。同社によると、「より高いスイッチング周波数に対応できるので大型のトランスが不要になることに加えて、部品点数を削減できるため、2次側制御電源のゲートドライバー回路の実装面積を50%削減できる」という。ハーフブリッジ構成とフルブリッジ構成の絶縁型スイッチング電源(AC-DCコンバーター)に向ける。具体的な用途としては、サーバーや無線通信機器、コンピューター機器、産業機器の高電力密度スイッチング電源などを挙げている。

 ブートストラップ回路を用いたフローティング電源で駆動できる回路構成を採用した。電源電圧範囲は+8〜18V。伝搬遅延時間のマッチング特性は20ns(最大値)。ゲート駆動信号の立ち上がり時間と立ち下がり時間はいずれも15ns(標準値)である。制御入力信号の論理レベルは、TTLレベルとCMOSレベルに対応する。スイッチ端子は−6Vの負電圧に耐えられる。レール・ツー・レール駆動が可能。バイアス電源に対する低電圧ロックアウト(UVLO)機能を備える。パッケージは14端子SOP。動作温度範囲は−40〜+125℃。1000個購入時の米国での参考単価は1.75米ドルである。