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IoT用途などに向けたサブGHzトランシーバーIC
IoT用途などに向けたサブGHzトランシーバーIC
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 米ON Semiconductor社は、IoT(Internet of Things)用途などに向けたサブGHz対応のRFトランシーバーIC「AX5043」を発売した(ニュースリリース)。今回のICは、同社が2015年10月に買収したスイスAXSEM社で開発されたものだ。「AXSEM社の買収によって、無線ICのポートフォリオを、高性能で低消費電力のサブGHz帯に拡張できるようになった」(同社)という。対応する周波数範囲は27M〜1050MHz。IoT用途のほか、自動検針(AMR)やセキュリティー機器、ビルオートメーション機器、無線ネットワーク機器などに向ける。

 対応する変調方式はFSK、MSK、4値FSK、GFSK、GMSK、ASK、AFSK、FM、PSKである。データ伝送速度は0.1k〜125kビット/秒。リンクバジェットは、データ伝送速度が1kビット/秒のときに143dBが得られる。前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)機能を搭載しており、これを利用するとリンクバジェットは146dBに拡張できる。送信時の最大出力電力は16dBmである。

 電源電圧は+1.8〜3.6V。電圧レギュレーターを集積したため、1個の電池で駆動できる。消費電流は、受信時に9.5mA(868MHzと433MHzのとき)、送信時に48mA(16dBm出力時)、パワーダウンモード時に500nA、ディープスリープ時に50nAである。パッケージは、実装面積が5mm×5mmの28端子QFN。動作温度範囲は−40〜+85℃。3000個購入時の米国での参考単価は1.232米ドル(2015年11月6日現在)である。

 このほか、RFトランシーバー機能を集積したマイコン「AX8052Fxx」ファミリーも用意している。2製品ある。1つは、WM-BUSやPOCSAG、FLEXといった規格に準拠した「AX8052F143」。もう1つは、ZigBeeや6LoWPANに対応した「AX8052F151」である。さらに、Sigfox規格に対応したネットワークノードに向けたSoC(System on a Chip)「AX-Sigfox/AX-Sigfox-API」も併せて発売した。