第1回の反響を受けて第2回の選定を実施
健康経営銘柄は「従業員の健康保持・増進への取り組みは将来的に企業の収益性を高める」という考えのもと、長期的な視点での企業価値の向上を重視する投資家に魅力的な投資対象を紹介するもの。同時に、健康経営への取り組みを企業に促すことで、医療費の削減や高齢者が健康に働ける期間の延長を目指す。2015年の第1回だけで終わるはずだったが、労働環境に優れた「ホワイト企業」として学生が就職志望先を選ぶ際の判断基準の1つとなったこともあって大きな反響を呼び、第2回の選定が実施されることになった(関連記事「『健康経営銘柄』が企業文化を変えていく」)。
発表会後半のパネルディスカッションには、銘柄選定企業から伊藤忠商事の代表取締役常務執行役員CAO兼人事・総務部長の小林文彦氏、コニカミノルタ常務執行役人事部長の若島司氏が登壇。小林氏は伊藤忠商事における深夜残業の禁止と朝型勤務へのシフト、若島氏はコニカミノルタにおける人事部、健康保険組合、労働組合、産業医などによるコラボヘルス体制を紹介した。