ソニー・コンピュータエンタテインメントは(SCE)は、ネットワークサービス「PlayStation Network(PSN)」の運営やインフラ保守などを手がける米Sony Network Entertainment International(SNEI)と統合する(発表資料)。これにより、両社が所有するハードウエアとソフトウエア、コンテンツ、ネットワークサービスの事業を手掛ける新会社Sony Interactive Entertainment LLC (SIE)を2016年4月1日付けで設立する。本社は、米国カルフォルニア州のサンマテオに置く。両社を1つにすることで、「市場環境が日々進化する中で、将来に向けて、意思決定を迅速化し、スピード感を持って事業を展開していく」(SCE広報部)という。
SIEは、今後売り上げと利益の拡大を狙う。その結果、ソニーグループにおける「ゲーム&ネットワークサービス分野」で、2017年度に売上高1兆4000億~1兆6000億円、営業利益率5~6%を目指す。同分野の2014年度の売上高は、1兆3880億円、営業利益は481億円で営業利益率は3.5%弱である。
SCEの据置型ゲーム機「プレイステーション(PS) 4」の売り上げは好調だ。2016年1月3日時点で全世界の累計実売台数が3590万台を超えた(発表資料)。