設置した実証用設備
設置した実証用設備
(出所:住友電気工業)
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 住友電気工業は1月25日、オーストラリアにおいて、集光型太陽光発電(CPV)の実証実験を開始したと発表した。クイーンズランド工科大学と共同で実施する。

 国土の広いオーストラリアでは、電力網が広大となり、送配電コストの負担が大きい。実証地となるクイーンズランド州は、オーストラリア北東部に位置する。送配電コストの課題から、分散型の電力システムの需要が特に高い地域としている。

 このような中、同州は、再生可能エネルギーの普及率を、現在の4.4%から、2030年までに50%に引き上げる目標を掲げている。

 直達日射量の高い場所が多いことから、高日射・高温な環境で優位性を発揮する同社製の集光型太陽光発電システムにとって、適地であるとする。

 クイーンズランド州政府の協力のもと、住友電気工業は2016年11月、クイーンズランド工科大学と、集光型太陽光発電の共同実証に関する契約を締結していた。この契約に基づいて、同州のレッドランドにある州政府関連の研究施設内に同社製発電システムを設置し、実証実験を開始した。

 実証期間は2年間の予定で、総発電量などを計測し、経済効果などを検証する。

 住友電気工業では、発電、蓄電の両面から、オーストラリアにおける再エネ活用に寄与していきたいとしている。