契約や対応の依頼を一元化できる
契約や対応の依頼を一元化できる
(出所:NTTファシリティーズ)
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 NTTファシリティーズは1月25日、損害保険付きの太陽光発電所の保守サービスの提供を開始すると発表した。

 高圧送電線に連系する出力50kW~2MWの発電所が対象となる。保守と損害保険を組み合わせた高圧太陽光設備向けのサービスは、業界初としている。

 保守サービスと保険をパッケージ化したことで、太陽光発電所の日常の点検から故障の修理までを一貫でサポートできる。NTTグループの総合保険代理店である、きらら保険サービス(東京都港区)と共同で開発した。

 損害保険は、NTTファシリティーズの指定する保険会社が提供する。保守と保険の契約をパッケージ化することで、発電事業者にとって、故障の修理に要する手間や、故障に伴う発電機会の逸失、太陽光発電所の運用コストを削減できるとしている。

 NTTファシリティーズは、国内で300カ所以上の太陽光発電所のO&M(運用・保守)を担当する実績を持つ。同社がEPC(設計・調達・施工)サービスを手掛けていない太陽光発電所からも、O&Mを多く受注している。

 今回のサービスでは、同社の24時間・365日体制の遠隔監視や、約250カ所の拠点を生かしたO&Mに、損害保険を組み合わせた。

 万が一、太陽光発電設備に故障が起きた際には、一つの窓口で、修理の依頼と保険の手続きが済む。従来は、修理と保険の依頼を個別に要請する必要があった。

 保険の査定に必要な情報の提出は、NTTファシリティーズ、きらら保険サービスが代行する。これによって、故障した設備の修理に要する期間を短縮でき、提出の手間と発電機会の逸失の両方を削減できる。

 設置した太陽光パネルを調査し、パネルメーカーによる経年ごとの出力保証値を下回るような出力低下が、一定数以上の枚数で確認された場合、調査費用などを補償するとしている。

 こうしたことなど、保守と保険の一元化により、従来は双方で個別に要していた運用コストを5~10%程度、削減できるという。

 今回のサービスの売上目標として、初年度に年間5億円を目指すとしている。