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三菱電機が開発した薄型ロボット
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三菱電機が開発した薄型ロボット
発電機の固定子と回転子について
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発電機の固定子と回転子について

 三菱電機は中・大容量発電機の内部に入り込んで動作する点検用薄型ロボットを開発した。厚みを19.9mmに抑えてあり、発電機の固定子と回転子の間に入った上で、打診検査と撮影を実行する機能がある。点検の所要期間は6日程度。

 現状、人手による精密検査でおよそ34日間かかっているのに比べて、大幅に短縮できる。薄型ロボットの検査は精密検査を完全に代替できるわけではないが、4年ごとに実施している精密検査の周期を数年伸ばせる。2017年2月から利用を開始する予定だ。

 ロボットはコイルを固定する樹脂部材(ウエッジ)に緩みがないか、固定子鉄心に劣化がないかの試験が可能。さらに発電機内部を撮影し、外部のディスプレーに表示できる。

 ウエッジの緩みは打診検査で調べる。ウエッジを打撃部で叩き、加速度センサーで揺れを計測する。緩みがあると揺れが示す周波数が小さくなり、締まっていれば周波数が大きくなるという。固定鉄心の劣化は、試験用の電流を発電機に与え、短絡電流が発生していないかどうかを検出する。