オリックスと中電工は1月25日、山口県岩国市で出力2.525MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「岩国美和地区太陽光発電所」の建設を開始すると発表した。
両社は、2014年3月に、中国地方において共同で太陽光発電事業を推進することで提携しており、今回の岩国市の案件は3件目の着工となる。2月1日に着工し、8月に稼働を開始する予定としている。
両社による合弁企業のSPC(特定目的会社)である、OCソーラーが発電事業者となる。出資比率は、オリックスが70%、中電工が30%となっている。
メガソーラーは、岩国市美和町にある太平洋セメントの所有地に建設する。遊休地となっていた場所を借り、メガソーラー用地として活用する。
面積3万2737m2の敷地に、9352 枚の太陽光パネルを並べる。稼働後の年間発電量は、一般家庭約754世帯分の消費電力に相当する、271万6943kWhを見込んでいる。
EPC(設計・調達・施工)サービスは中電工、O&M(運用・保守)は大京グループのオリックス・ファシリティーズ(京都市)が担当する。太陽光パネルは京セラ製を採用し、パワーコンディショナー(PCS)は選定中となっている。
買取価格は36円/kWh(税抜き)である。